寺社巡りをする人は御朱印を、お城巡りをする人は百名城のスタンプを、というように何かを集めるということに人はひきつけられるようです。お店により多くの人が来てくれるようにするには、そのような微笑ましい性向を利用してみるのも一つの手段です。
例えばギョーザ、ラーメン、甘味処、そば等各地に特色あるグルメがあるので、それぞれ業界が共同でスタンプラリーを企画します。スタンプの収集の過程で新しい味や飲食店を発見したりすることで利用客にとっても楽しめますし、スタンプ数に応じて景品を用意すれば集客も見込まれます。地元のPRを使命としているケーブルテレビや新聞社とタイアップして企画すればより効果的ですし、広告費も少なくてすみます。
また、共同企画が無理ならばその企画の後援だけしてもらう、お金を出してもらうのではなく、後援の名義使用を許可してもらうよう依頼するだけでいいのです。個々のお店が公共のメディアに後援等依頼するのは難しいですが、地元の業界ぐるみでの企画ならばメディア側でも地域貢献の一つと受け止めてくれる可能性大です。また、業界でイベントを開催する時は必ず出店し、あるいはお店で何か催し物をする時には事前にケーブルテレビ局や新聞社に情報を提供しておきますとそれを見聞きして大勢の人が来てくれること間違いなしです。