業務用設備の買い替えのタイミングはいつがベスト?

埋め込み型のエアコンや厨房機器のような業務用設備は家庭用家電に比べ耐久性が高く、修理に対応してくれる業者も多いので、気が付けばずいぶん長く使い続けているという事業者の方も多いかと思います。そういった場合、不調がみられた際「長く使っているから買い替えるべきなのか、まだ修理して使えるのか」と判断に悩むことが多いですよね。

そこで今回は、そんな業務用設備の買い替えを検討するべきタイミングについてご説明します。「最近設備の調子が悪いな」と感じている事業者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

業務用設備を変え替えるべきタイミングとは?

業務用の各種設備について、どのような状況の場合買い替えるべきなのかは以下の通りです。

冷蔵ショーケース《業務用冷蔵庫》
業務用冷蔵庫は導入コストが高額であるため、不調が見られた際には買い替えよりまず修理を検討する場合が多いかと思います。しかしながら古い型の冷蔵庫は、構造上消費電力の多いものが多く、ランニングコストの面で考えると新型に買い替えた方がコストパフォーマンスは良いといえます。

また、業務用冷蔵庫の耐用年数は通常6~8年です。使う頻度によっても変わってきますが、これ以上使っていて不調が見られた場合、買い替えを検討しても良いといえるでしょう。

《業務用コンロ》
業務用コンロは使用状況によってコンディションに差が出やすい設備です。高火力の調理を頻繁に行う場合や、煮込み料理など長時間火を使い続ける調理に使用している場合、劣化が激しくなります。

油による汚染も劣化に影響します。清掃などにより小まめに油汚れを払拭している場合は比較的良好なコンディションを保てることが多いですが、油汚れの蓄積が激しいまま使い続けると寿命が短くなり、破損の恐れがあります。さらに最悪の場合火災につながる恐れもあるので、注意が必要です。

業務用コンロの耐用年数は通常10年です。それを経過し、油汚れが固まってしまっているようでしたら、買い替えの対象と考えていいでしょう。

業務用エアコン《業務用エアコン》
埋め込み型のエアコンは建物の落成時より継続して使用されていることも多いかと思いますが、2000年以前より使われているものでしたら、買い替えを検討してもよいでしょう。省エネ効果の高い新型のものにすることで電気代を大幅に抑えることができるので、ランニングコストの面で新型の方が優れているといえるからです。

また、家庭用エアコンと違い稼働時間が長くなりがちな業務用エアコンは、部品も劣化しやすくなります。そのため特に不調がなくても小まめな清掃・点検が必須です。

業務用設備は消耗品であると考えましょう

KOYORAD
コーヨーラドではフィンコイルなどの熱交換器をオーダーで制作できる

不調が頻繁にみられる業務用設備を使い続けることは、業務効率を悪くするだけでなく、お客を巻き込む重大な事故につながるリスクをはらんでいます。また、点検や修理の際場合によっては営業を停止しなければならなくなることもあり、利益面でも損失がでます。そのため業務用の設備は完全に壊れて使えなくなってしまう前に買い替えを検討するべきと言えるでしょう。

埋め込み型のエアコンや厨房機器などを使用しており規格品ではサイズが合わない、という事業者の方は、規格品を無理に設置して使うのではなく使用環境に合わせて製造してくれる専門業者への依頼がおすすめです。

例えばエアコンや冷蔵庫などの熱交換器を専門に扱っているコーヨーラドでは、フィンコイルや冷水コイルなど様々な熱交換器の技術を応用し、使用環境に最も適した設備をオーダーで製作してくれます。省エネ効果は環境に左右されるので、ランニングコストを抑えたいという事業者の方は、オーダーでの製作をぜひ検討してみてください。