人材育成はOJTで現場の雰囲気に触れながら行いましょう!

Off the Job Trainingをするときには、何をターゲットにするのかがカギになります。目標もなしにトレーニングをすることはないわけで、目標があってその目標に近づくための技術なり知識の習得がトレーニングということになるわけですから、このターゲット如何で大きくトレーニングの効果が変わってくることになります。

人材育成を考える時に、このターゲットをいかに明確にして、それが実現可能であるということと、それを実現することの意義をしっかりと伝えてから、トレーニングをする必要があります。これが出来ていないと、目標が定まっていないので、せっかくのトレーニングも身が入らず意味のないものとなるからです。人は自分の目標のためには、骨身を惜しまぬことも多いのですが、目標がなくなると、途端にやる気がなくなります。楽しいトレーニングであれば、やる気も出来ることもありますが、トレーニングは本来きついものばかりですから、そうしたきついことを自ら進んでするような人はいなくなるというわけです。

Off the Job Trainingでは、特に目標がアバウトになることが考えられます。仕事とは関係ないとも思われるトレーニングはとかく目標を見失いがちです。ですから、しっかりとした目標を持たせることにすることが第一条件と考えて伝えていくようにするといいでしょう。何もトレーニング方法を指導するだけが大切なのではありません。目的があるからこそのトレーニングなのですが、その目的とトレーニングがいかに関わっているのかということを示せばいいだけです。関連性が濃いとなれば、一生懸命人はトレーニングをするようになるでしょうし、薄いとなればサボるようになります。